観音寺駅(かんおんじえき)は、香川県観音寺市栄町にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である[1]。
駅番号はY19で、駅名標のコメントは「砂浜に銭形のある駅」。JR四国のICOCA使用可能エリア西端駅であり、当駅より先ではICOCAなどの交通系ICカードが利用できない。
歴史
- 1913年(大正2年)12月20日:開業[2]。
- 1963年(昭和38年)8月:現駅舎(2代目)に改築[3](落成式は9月4日[4][5])。鉄筋コンクリート造一部二階建てで、改築費全額分の利用債を観音寺市が負担した[4]。
- 1983年(昭和58年)10月16日:100 kmまでの近距離乗車券、急行券、自由席特急券、入場券を発券できる自動券売機が設置され、使用開始[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:新聞紙を除く荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR四国の駅となる[2]。
- 2020年(令和2年)3月14日:ICOCAの利用が可能となる[7][8]。ICカード専用簡易改札機で対応。
- 2022年(令和4年)12月28日:この日をもって、「観音寺駅ワーププラザ」の営業を終了[9]。
駅構造
1面2線の島式ホームを、2面2線の相対式ホームが挟み込んだ3面4線[1]。JR西日本の城崎温泉駅に似た配線となっている。
駅舎は駅の北側にあり、入口から改札口にかけてのスペースは待合室となっている。みどりの窓口のほか、指定席券売機と近距離用の自動券売機が1機ずつ置かれている。また、待合室に隣接して四国キヨスク運営の「おみやげどころ観音寺店」がある。なお、「おみやげどころ」は以前は駅売店としての「BIG KIOSK」として営業していたが、四国キヨスク運営店舗の「セブン-イレブンKIOSK」転換に際し、当駅では2017年8月に駅構内から駅建屋の隣接地に通常のセブン-イレブン店舗同様の店舗建屋を新築して移転させたため、跡地を四国キヨスクによる土産販売に特化した「おみやげどころ」に業態転換した。
改札口に隣接して1番線があり、他のホームへは松山方にある地下道で連絡している。このため、特急列車の多くは上下線とも1番線に停車し、早朝の一部のみ3番線を使用する。
特急「しおかぜ」「いしづち」(岡山・高松 - 松山)が1時間毎に運行されていて(松山駅まで約1時間40分、高松駅まで約50分、岡山駅まで約65分[10])、「しおかぜ」は岡山駅で山陽新幹線(東京・新大阪方面 - 博多方面)に接続する(新大阪駅まで約2時間)。
普通列車は大半が当駅を境に運転系統が分断されているが、中央の島式ホーム(2・3番線)を使って対面乗り換えが可能な場合が多い。
現1番線はもともと回送用の線路で、さらに留置線も備えており、現2番線から4番線がそれぞれ1番線から3番線であった。その後、駅入換要員の無配置化により留置線を廃し、現1番線を客扱いを行うホームとした。現在は1、2、4番線を夜間滞泊に利用している。
駅舎上には、市内の三架橋をモチーフにしている3連アーチのモニュメントがある。
のりば
| のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1・2・3・4 | ■予讃線 | 上り | 多度津・高松・岡山方面 | 特急は主に1番のりば |
| 下り | 新居浜・伊予西条・松山・宇和島方面 |
- 駅舎内(2021年3月)
- ホーム(2021年3月)
利用状況
| 年度 | 1日平均 乗車人員 |
|---|---|
| 2008年 | 1,778 |
| 2009年 | 1,635 |
| 2010年 | 1,569 |
| 2011年 | 1,511 |
| 2012年 | 1,495 |
| 2013年 | 1,515 |
| 2014年 | 1,539 |
| 2015年 | 1,559 |
| 2016年 | 1,570 |
| 2017年 | 1,535 |
| 2018年 | 1,555 |
| 2019年 | 1,609 |
| 2020年 | 1,287 |
| 2021年 | 1,247 |
| 2022年 | 1,388 |
駅周辺
- 公共施設
- 観音寺市役所
- 観音寺市民会館(ハイスタッフホール)
- 観音寺市立中央図書館
- 香川県立観音寺総合高等学校
- 香川県立観音寺第一高等学校
- 観音寺市立観音寺小学校
- 観音寺市立中部中学校
- 観音寺市立観音寺幼稚園
- 香川県観音寺警察署
- 観音寺警察署観音寺駅前交番
- 香川県三豊合同庁舎
- 高松法務局観音寺支局
- 高松地方裁判所観音寺支部
- 高松家庭裁判所観音寺支部
- 観音寺簡易裁判所
- ハローワーク観音寺
- 企業
- ジェイアール四国バス高松支店観音寺営業所
- 観音寺信用金庫本店
- 中国銀行 観音寺支店
- JA香川県観音寺町支店
- 香川県信用組合 観音寺支店
- 大阪大学微生物病研究所観音寺研究所 - 日本で4箇所しかないインフルエンザワクチンの製造工場がある。
- 店舗
- 観光施設
- 大正橋プラザ(観音寺市観光協会による観光案内所)
- ホテルサニーイン
- 観音寺グランドホテル
- ハイパーイン観音寺駅前
- ファミリーロッジ旅籠屋讃岐観音寺店
- 琴弾公園
- その他
バス路線
コミュニティバス・高速バスとも駅舎を出て左手ののりばから発着する。
- コミュニティバス
- 観音寺市のりあいバス(市内循環線・粟井姫浜線・五郷高室線・箕浦観音寺線)
- 三豊市コミュニティバス(高瀬観音寺線・仁尾線・財田観音寺線)
市内を走るコミュニティバスは基本的に休日運休で、休日に郊外へ向かうための公共交通機関はタクシーのみである。ただし、駅近くにある大正橋プラザ(観光案内所)でレンタサイクルのサービスを行っている(木曜日定休)[13]。
隣の駅
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■予讃線
- 特急「しおかぜ」「いしづち」「モーニングEXP高松」停車駅
脚注
- 1 2 3 4 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、21頁。
- 1 2 3 4 5 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年、634頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ↑ 日本国有鉄道旅客局 編『日本国有鉄道停車場一覧』日本交通公社出版事業局、1985年9月20日、283頁。ISBN 4-533-00503-9。
- 1 2 「改築中の観音寺駅 来月四日に落成式」『交通新聞』交通協力会、1963年8月20日、1面。
- ↑ 「観音寺駅の新築落成式」『交通新聞』交通協力会、1963年9月5日、2面。
- ↑ “乗車券自動販売機の使用を開始 予讃本線観音寺駅”. 交通新聞. 交通協力会. 1983年10月20日. p. 2.
- ↑ 『JR四国の観光地アクセス駅におけるICOCAサービス、2020年3月14日にサービスイン!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2020年1月27日。オリジナルの2020年1月28日時点におけるアーカイブ。2020年1月28日閲覧。
- ↑ 『観光地へのアクセス駅で新たに「ICOCA」がご利用できるようになります!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2019年7月29日。オリジナルの2019年12月23日時点におけるアーカイブ。2019年12月29日閲覧。
- ↑ “JR四国の旅行商品販売窓口「ワーププラザ」、8駅で営業終了へ”. 朝日新聞. 2022年9月22日. 2022年9月22日閲覧.
- ↑ JR時刻表2026年3月号
- ↑ JR四国会社案内
- ↑ 観音寺市の現況 11.運 輸 ・通 信 2021年4月14日閲覧
- ↑ “観音寺市観光協会|香川のレンタサイクル店一覧”. レンタルサイクルエコ. 2012年5月9日閲覧。